徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

2013-01-01から1年間の記事一覧

絲山秋子「ばかもの」

群馬のアル中男。 失って失って。 最初はエロ描写が多く、電車の中で読みづらい。 最後はなごめる。 映画化されてたんだ。

堀江貴文「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」

幼少期から現在までの、心の軌跡。 やっぱり寂しいんだね。 じゃないとああはならんね。孤独を噛み締めるみたいな言葉は、しかと受け取っとこう。 あとなんだっけ。 やりたいことを仕事にする、だっけ。当たり前だけど、そうだね。

みうらじゅん「セックス・ドリンク・ロックンロール!」

前に読んだ本。 みうらじゅんだから、どうせ面白かった気がする。 がんばって金沢かどっかいくんだよな。 ええ話やね。

伊坂幸太郎「SOSの猿」

西遊記の孫悟空と引きこもりと株の誤発注と監禁と。ファンタジーのままの部分も含む。これも善悪の話。 あと因果関係。

橋爪大三郎,大澤真幸「ふしぎなキリスト教」

まあまあ面白いけど。 特に第3章は。なんでイマイチなんだろう? 自己分析する気力も起こんないけど、 「そもそも宗教ってなんだ?」って言ってないからかね。ニーチェの独りよがりの狂った本のほうが面白い。キリストとキリスト教の関係がよくわかんないか…

Rock and Roll

ジェニーは言った まだ5歳のとき なんにも起こらなかった いつもラジオを聴いてても なんにもなんなかった なんにもで ある晴れた朝 NYのラジオ局をつけたら 信じられないものが聴こえてきたんだ 気持ちいい音楽に体がシェイクし始めて そう 人生救われたん…

夏目漱石「こころ」

死ねばいいってもんじゃないけど、一種の病気だったんだろう。「先生」の告白はリアリティがある。 本物のダメ人間みたいだ。

伊坂幸太郎「マリアビートル」

「グラスホッパー」の続編のような小説。 東北新幹線の天道虫と中学生。 人がたくさん死ぬ。 また「親子」が出てくる。ビートルはカブトムシじゃなくて甲虫か。

孫崎亨「不愉快な現実」

まごさき・うけると読む。中国の大国化、米国の冷徹さ、を冷静に理解して、 日本の生き残る道を説く。中国のGDPはいずれ米国を抜く。 米国はアジアで中国をもっとも重視している。 米国の傘だけを頼って、中国との対立を続けるのは時代遅れ。ちょっと難しい…

更科功「化石の分子生物学――生命進化の謎を解く」

進化は一定だそう。

青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか」

人間原理について、やさしく書こうとしたもの。 個人的には、もう少し具体的に書いてくれたほうがいい。 チンプンカンプンだったとしても。著者は「宇宙創世」などを訳した人。

円谷英明「ウルトラマンが泣いている」

円谷プロを追われた人が書いた、確執やら何やら。 新書っぽくはない。

メモ

パブロック、ニック・ロウ、Dr.Feelgood、バディ・ホリー、コステロ、高山、線香

曾野綾子「人間にとって成熟とは何か」

売れてるらしいけど、特筆すべきことはあまりない。 人の悪口が多いので、読後感はあまりよくない。 歯に衣着せぬ、と、人の悪口は違うし。

伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」

主人公たちが善行を積む。ちょっと散漫になったかな。この2作、深さはあんまりない。

伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」

今さら読んでる。 もともとの小説のタイトルは「悪党が目にしみる」だっけ?ここにも親子関係が出てくる。 絶対的なものとして。それ以外の「善悪」については、 小説内ではジャッジしない。この人、ドストエフスキー好きなんだな。 ゴールデンスランバーで…

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

映画は観たけど未読だった。ビートルズの実質的な最後のアルバム「アビイ・ロード」のB面。 B面のメドレー。 You never give me your moneyと始まるメドレーが秀逸なのは当然のとして、、、「ゴールデン・スランバー」の一節が、やたらと引用される。 「かつ…

絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」

2作載ってて、まずは表題作のデビュー作。・直感で蒲田に住み始めた画家みたいな女主人公。 著者みたいに企業の総合職だったみたいだし、 躁鬱だし、著者みたいなもんで同世代? 年齢出てきてたっけ?・福岡から出てきたいとこは、44歳だってのが途中でわか…

伊坂幸太郎「オー!ファーザー」

河北新報などに連載されたらしい。 悟、勲、鷹、葵の4人の父親と、息子で主人公の由起夫。 母親は出張中。 彼女風なのは多恵子。主人公はクールだ。 あんな高校生いないよ。そりゃそうだ。 みんな変なのばっかりだし。へんな信頼関係が、彼らを結んでる。 …

宮部みゆき「孤宿の人」

ほうは阿呆のほう。 といわれた女児が、江戸から讃岐の丸海藩に流れる。 鬼のように恐れられる加賀様も、江戸から流される。 多くの人が死ぬくせに、温もる話。犬に仏性はありやなしや。雷で焼失した日高神社の霊験が失せても、 そのお守りには宇佐の心が宿…

糸井重里,ほぼ日刊イトイ新聞「言いまつがい」

単行本が出たのが2004年? もっと古くなかったっけ? なんだか懐かしくて、もう笑えない。

伊坂幸太郎「ガソリン生活」

緑のデミオが語り手。 主要人物が知らないことを知る。 主要人物が知ってることを知らない。また、正義と悪の話が出てくる。

伊坂幸太郎「死神の精度」

連作短編集 死神はミュージックが好き

絲山秋子「ラジ&ピース」

前橋だっけ?のFMラジオ局でDJを務めることになった女の話。 友達の車はコルベット。 本人はマークⅡだったか。 音楽も出てきたな。 テレヴィジョンとかニューオーダーだっけ?あと、美丈夫ね。うつくすまふくずま?はあんまり覚えてない。もう一回読もう。

絲山秋子「沖で待つ」

女性の作家は苦手であんまり読まん。だけど。 「勤労感謝の日」 失業中の36歳だっけ?の見合いの前後のクソみたいな話。 「喜三昧」という店名が、主人公の心の中では「やさぐれ三昧」。 何より「お湯割り」「たこブツ」を頼むタイミングが、良すぎる。 「虎…

セロニアス・モンク「ソロ・モンク」

最近、このアルバムばかり聴いている。 モンクで持っているのはこれだけ。 体温が伝わるような音。 「ブリリアント・コーナー」だっけ。探さないと。

村上春樹「アフターダーク」

ファミレス、ラブホテル、猫、ハードカバーの本、ボストンレッドソックスの帽子、トロンボーン、中国人、ローファットの牛乳などが登場する一晩の物語。いちいち視点の説明がある。

村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

主人公のように、そんなときに、洗濯をし、アイロンをかけ、 料理を作り、プールに行く、そんな生活が送れるのか。でも、最後の電話。こんなやつだけど、やっぱりもう失いたくないんだ。 ところで主人公はなぜあの彼女がいいのか? 能力が高いから?喪失感と…

伊坂幸太郎「バイバイ、ブラックバード」

5股をかけている男が、「バス」に乗る前に、 それぞれの女性に別れを告げに行く話。小説だったら、5股はありかもな。彼の小説で「正義」はあまり問題にされない気がする。 それを超えたところで、何かを問い直すというかね。

伊坂幸太郎「チルドレン」

家裁調査官(だっけ?)の主人公の現在と、10年ぐらいまえの姿。 当時、人質仲間として知り合った、盲目の友人とその彼女と犬。