徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

森岡毅 今西 聖貴「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」

元P&GでUSJを立て直しを請け負った人。 このころは義務感からたまにこんな本を読んでいた。 P&Gってすごいなぁ、という以外、内容は覚えていない。 洗剤やらシャンプーやら、品質に差が付きにくい商品について、世界規模のマーケティングをおこなってきた…

旗手啓介「告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実」

2018年刊。NHKスペシャルで放送された、カンボジアPKOでの警察官殺害事件、インサイダーの証言を掘り下げたもの、だった気がする。 以前読んだ本のメモ。

「漫画家、映画を語る。」島田一志編

松本零士、上條淳史、諌山創など。 昔読んだ本のメモ。内容は覚えてない。

山本一力「ジョン・マン 6順風編」

前に読んだ本のメモ。2017年刊。 米国の捕鯨船で活躍する万次郎。

絲山秋子「薄情」

舞台はまた群馬県。市町村合併で大きくなった高崎市。地方の街に住み続ける者、地方の街を出て行く者、地方の街に帰る者、地方の街に移り住む者。主人公らは、東京から来た男が暮らす「変人工房」に集う。まるで一人客が集まる飲み屋のようだ。近所にもその…

手塚治虫『火の鳥 太陽編』(上・下)

ひとりキャンプの翌朝に、最寄りの、昭和をコンセプトに掲げる玉川温泉を訪問。昭和の漫画が置いてあるなかに、角川版ハードカバーの「火の鳥」があった。白村江の戦い直後から、壬申の乱まで。そして架空の宗教によって統治される未来社会がクロスオーバー…

『女帝 小池百合子』石井妙子

これは、ある種のホラー小説。しかもノンフィクション。 著者の想像で語られる部分も多いし、また、証言者の発言もすべてが正しいわけでもないだろう。 ただ、全編を通して読むと、小池はサイコパスの典型としか思えない。 (著者が本の中で小池を「サイコパ…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち 新井紀子

著者は、数学者なはずなのに、法学部って書いてあった気がする。あと、大学でピアノがなんたら、って書いてあった気がする。 東ロボくんのプロジェクトのたぶんリーダーだった女性。 で、学生の読解力を調査するプロジェクトのリーダーだった女性。 今「AI」…

ジム・ロジャース「日本人への警告」

ジム・ロジャース「日本人への警告」 子供には中国語を学ばせよ。海外に出せ。 円安になる。 中国投資はもう遅い。ベネズエラとかめちゃくちゃな国なら投資してもそんなに損しな い。 日本の少子化と財政の悪化。あかん。 ロシアと韓国。 ブラジルやベトナム…

ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史(上・下)」

物理学、化学、生物学、歴史学。 認知革命、農業革命、科学革命。 科学と資本主義。 柴田裕之訳

カズオ・イシグロ「日の名残り」

主人公はしょっちゅう自分に言い訳をする執事。 じれったい。 じれったい自分を見ているようで嫌悪感。語り手が「事実」を話すとは限らないのは、ライ麦畑と同じ。原題は「The Remains of the day」。日の名残り。 最後のほうの夕方についての記述に少々ほっ…

村上春樹「海辺のカフカ」(上・下)

ギリシャ悲劇だが、仏教的な、禅的な考え方を感じる。「しるし」という言葉が途中から何度も出てくる。抽象、メタファーを擁護するための長い弁証にもとれる。

オデッセイ

火星に取り残される映画。

大栗博司「強い力と弱い力」

大鹿靖明「メルトダウン」

菅おろし。

プーシキン「スペードの女王 ペルーキン物語」

物語としては面白かった。 考えるより感じる話なはずだけど、 時間が経ったので印象を忘れた。

エマニュエル・トッド「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる」

フランスの対ドイツ政策の体たらくについて。 ロシアの復活の兆し。

北野武「新しい道徳」

さほど新鮮さはなかった。

摘菜収「日本をダメにしたB層の研究」

B層と言うより、B層的な部分ということならわかる。 すぐに答えを求めたがるバカ。 はっきりした言説のみをありがたがるバカ。 どっかで聞いてきたことを鵜呑みにして自説にしてるバカ。 な部分。

村上春樹「職業としての小説家」

「オリジナリティー」の条件についての話が面白い。 ビートルズの『プリーズプリーズミー』と ビーチボーイズの『サーフィンUSA』。 モンクのピアノ。『春の祭典』。 ゴッホとピカソ。創作方法について、かなり詳しく書かれてる。 文体とリズム。一人称と三…

田上太秀「仏教の真実」

駒澤大学の先生をしているお坊さんが書いた本。 釈迦が本当に言ったことは? にアプローチ。もうちょっと掘ってもよかったのでは。

浜矩子「国民なき経済成長 脱・アホノミクスのすすめ」

言葉が下品。

川崎大助「日本のロック名盤ベスト100 」

昔ロッキンオンで書いていた人。 書いた理由を切々と説明する前置きが長い。 文章は凝っている。 喜納昌吉、フィッシュマンズ、戸川純など意外な高評価。 岡村靖幸が入っていない。 もちろんTheピーズも入っていない。

東山彰良「流」

直木賞受賞作。 北方謙三氏が、二十年に一度のなんとかって言ってた。 章のタイトルがいい。 「高校を退学になる」とか(不正確)。 人の名前が覚えきらん。 毛毛はかわいい。 冒頭の魚の詩が最後まで生きている。 終わり方が良い。時制をアレしてる。時制を…

植村和秀「ナショナリズム入門」

斜め読み。 帯にあったようなことって、どこにあったかね。 そもそも帯が消えた。

浅田次郎「一路」

上下巻。コミカルな参覲交代話。 山本一力かと思った。 酔った電車で本をなくし、ラストは未読。

高野史緒「カラマーゾフの妹」

書かれるはずだった続編を書いてみたら。 SFの人らしく、宇宙の話が出てくる。 ロケットランチャーも。 イワンはそのまま。 ドミトリーはいない。 アリョーシャは面白い感じになっている。 リーザは相変わらず怖い。 前半と、解説がわりの対談が面白い。

適菜収「ゲーテの警告」

週刊誌で「今週のバカ」って連載をしてる人が、 「B層」を書いて、「アンティクライスト」を訳してたんだ、と知る。この人にもルサンチマンを感じる。 もっと言うと、ルサンチマンから発するイデオロギーを感じる。「キリスト教は〜」は面白かった。 この本…

絲山秋子「北緯14度」

セネガル滞在記。現地の人との毎日と、日本の恋人とのやりとり。

NHKスペシャル『メルトダウン』取材班「福島第一原発事故 7つの謎 」

テレビ番組の取材で明らかになったことと、新たな疑問。 2号機はどうなっていたのか。なぜNHK出版から出ないのか。