1984年の映画『ストップ・メイキング・センス』が、4Kレストア版で復活。
80年代米国で活躍したバンド、トーキング・ヘッズのライブを収めた、伝説的なドキュメンタリー作品を、今回初めて観た。
これまでトーキング・ヘッズはあまり聴いてこなかったけれど、この映画もピーター・バラカンの番組内で多くの人が勧めていたのだった。
上映最終日と知って、仕事帰りに映画館へ。
平日に映画館に行くのは何年ぶりだろう。
ナレーションなし。字幕は歌詞の日本語訳だけ。
1曲目から、デヴィッド・バーンのアコースティックギターがリズムを細かく刻んでいる。
リズムとリフレインが生む、ダンサブルな音楽。
デヴィッド・バーンの何かにとりつかれたような表情、メンバーの楽しそうな表情。そして、全員、なんだかずっと走っている。
ステージも映画も派手な演出は皆無。演奏と生身の人間のむき出しのエネルギーをフイルムに収めた作品。
映画館には終始立って踊っている人もいた。