徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

城山三郎「粗にして野だが卑ではない」

粗にして野だが卑ではない—石田礼助の生涯 (文春文庫) 三井物産を経て、国鉄総裁。 国会で議員を「諸君」と呼んで驚かれたそう。 自宅は国府津。遠距離通勤。

伊坂幸太郎「モダンタイムス」(上・下)

「魔王」の50年後の世界。 「人生は要約できない」は名言。 謎解きはちょっと無理があるが、 この人の著作はクールな主張があって気持ちいい。 しかし、あんな妻はいやだな。「魔王」を完全に忘れていたので読み返す。 弟、岩手山が好きだった。そんで、オオ…

奥田英朗 「イン・ザ・プール」

変な神経科医師が出てくる短編集。主人公は患者。 2002年って昔なんだな。

柴田錬三郎「眠狂四郎無頼控」(二)

狂四郎西へ。鼠小僧次郎長が相棒。若干雰囲気も軽く。 小唄を歌うのが好きになってきたようだ。 この本にも瀬戸内海の海賊が出てくる。江戸末期なのに。

桐野夏生「柔らかな頬」(上・下)

子の失踪は誰の「罪」か。 「世界がゆがんでいるのは 僕のしわざかもしれない」という、ある歌の一節を思い出す。 直木賞受賞作。

柴田錬三郎「眠狂四郎無頼控」(一)

大衆的だけど深い。 悪として生きる定めを持った主人公の本を2冊続けて読むことに。 いや4冊か。

怒髪天「なんかイイな」

白石一郎「海狼伝」

織田信長の時代、海賊の一員として対馬から瀬戸内と流れ、のちに交易船の船大将となる笛太郎の話。直木賞作品。

船戸与一「山猫の夏」

血と死と暴力にまみれた本を、 静かに座って書く作者と、静かに座って読む読者。 登場人物は、煙草を「うまそうに」吸う。「ぐぐっ」と笑う。 作者は銃器マニア。

船戸与一「カルナヴァル戦記」

ブラジルの日本人を描く短編集。暴力。

只見

http://youtu.be/T03xcCNet8Q http://youtu.be/ny7ltp7s6yw

森絵都「風に舞い上がるビニールシート」

読みかけ。短編集。直木賞。

藤沢周平「隠し剣 秋風抄」

小さなユーモアと小さな感動。 シリーズ短編集第2弾。 盲目となった武士とその妻の話など。

松本清張「ゼロの焦点」

昭和30年代の石川県が舞台。探偵役は失踪した夫を探す妻。 断崖、寒村、雲り空。陰鬱な雰囲気が良い。