2009-01-01から1年間の記事一覧
武蔵が道に目覚めるには、沢庵和尚との邂逅が必要だった。 主人公の行動原理の根拠がしっかりしているがゆえ、その後をじっくり読ませることができるのかな。 武蔵とお通とのすれ違いを嘆く作者。冴えわたる吉川節。
小説ではなく、日記・エッセイの類。あたりまえか。
梟与力吟味帖。
梟与力吟味帖。
元禄広告代理店、深川黄表紙掛け取り帖第2弾。いつもの。
もとは、医療裁判と教授選を描いた「白い巨塔」と、控訴審やら何やらを描いた「続 白い巨塔」。
ユーモア小説集。表題作は、ワニに食われて、腹中で普通に生きている男の話。
浜口雄幸と井上準之助。東京駅で狙撃されたときに、「男子の本懐である」と語った浜口。
原題は「フレンチ・パウダー・ミステリー」。フランスもパリも出てこない。 しかし、クイーンジュニア、偉そうな探偵だな。
純粋に邪悪な人物はいるという話。
書き忘れ。
シベリアから帰還後、伊藤忠商事でFX売り込みをやった瀬島龍三がモデル。
江戸に戻った主人公。
ダルタニアンとシラノが鉄仮面の謎を解く。ルイ14世治世のころのお話。 「ガスコーニュ」地方とは「バスコーニュ」(=バスク)の訛りだとのこと。
再読。短編集。歩く稽古をする少女を見守るやくざ者の話とか。
三菱重工?で社内派閥抗争に明け暮れる主人公が、理想的な婚約者と、人格障害の女性のあいだでフラフラと。なんじゃこれ?
再読。用心棒シリーズ。
そう思う。
何度も読みたくなる。 血の匂いと痴の匂いを身にまとい、腰には竹光を帯びる浪人体の男。
ロシアの社交会では周囲の憧れの的だった人妻。道ならぬ恋の激情に身を任せた結果、その陳腐さが露見してしまう。
フランク王国からフランスへ。 西欧史の得意な作家の新書。
「マス」メディアは滅びる。 時代の爆発的な変化がいろんなところで顕われてる。 ちょっとのことじゃ、誰も驚かないドッグイヤーの日常。
「正直者」と利己主義者。 人は100%利己的というわけではない。 だから、「しょせん他人はすべて利己的である」という考えのもとに行動するのが正しいとする説は否定されるべき。 規制緩和も成果主義も、結局は世の中を窮屈にしてしまった。 という本。こうい…
仏教的な考え方ですね。知足。 新自由主義の生み出した歪み。
落語は生もの。話し方、が大事とする。
一気に最後まで読ませる力量はすごいと思う。 “最後までおもしろく読める作品なら、それで十分”みたいなことを、作中で主人公に言わせてるぐらいだから。 人気のある作品だからつい批判的な見方になる。 説明しなきゃ理解できない事は、説明しても理解できな…
再読。藤沢周平のユーモア。髭浪人の「仕事?」のひと言、ツボ。