直木賞受賞作。
北方謙三氏が、二十年に一度のなんとかって言ってた。
章のタイトルがいい。
「高校を退学になる」とか(不正確)。
人の名前が覚えきらん。
毛毛はかわいい。
冒頭の魚の詩が最後まで生きている。
終わり方が良い。時制をアレしてる。時制をアレしてるのは、何かをアレしてる。
ところどころ光るフレーズがある。
この人、詩が好きなんだな。
台湾のどうしようもないところを描くことによって、台湾の存在を主張する。戦争と人と戦後と人と。その目論見は成功してる。少なくともわたくしには。
ただ、二十年に一度ではない。