徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

手塚治虫『火の鳥 太陽編』(上・下)

ひとりキャンプの翌朝に、最寄りの、昭和をコンセプトに掲げる玉川温泉を訪問。
昭和の漫画が置いてあるなかに、角川版ハードカバーの「火の鳥」があった。

白村江の戦い直後から、壬申の乱まで。そして架空の宗教によって統治される未来社会がクロスオーバーする。
ブッダ』を描いた手塚が、仏教をはじめとする宗教の政治利用の負の側面ついて目を向けるとともに、その歴史上の必然性にも言及する。

額田王の視点を通して、天智天皇天武天皇の時代を描く小説を、以前読んだ気がする。

 火の鳥 10・太陽編 上   火の鳥 11(太陽編 下)