徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

ひとりキャンプ その16 高台の林間に涼を求めて

涼しい晩に、焚き火で魚を焼く  

2週連続のキャンプは初めてかもしれない。
今回はかねてから興味があった、勝古沢キャンプ場へ。
千葉県でのキャンプは今回が初めて。

アクアラインを通って所要1時間40分ほどの予定だった。
しかし、買い物をしたあとでクーラーボックスを忘れたことに気づき、調味料などの買い足しのために手間取る。
(クーラーボックスには、保冷剤も無洗米もCB缶も補充した調味料も入れて、準備万端だったのに……)

チェックインは1時からだったが、そんなこんなで随分遅れて、3時ごろに到着。

まず、斧で丸太を割る。すぐに汗だくになる。
ここでは薪が無料。一日で使い切れないほどの薪を手に入れた。

キャンプ場のはずれ、木々に囲まれたスペースに居を定める。
標高115m。予想最高気温は27度ほど。晴れているが、木陰は涼しい。

駐車場からは歩くが、たかだか50mほどか。
トイレと水場がほどよい近さでうれしい。
ただ、虫がしばしば耳元にまとわりつき、羽音がうるさい。
蚊取り線香と虫よけスプレーで対抗したが、ある程度は蚊に刺されるのも致し方なし。

遅い昼食:うどん(海老と野菜の天ぷらと、みょうが3つ入り)

翌日が町議会選挙らしく、こんな山の中も選挙カーが行きかう。

道々、配信で聴いていたピーター・バラカンのラジオ番組でも、また、続いて放送されたゴンチチの番組でも同じ曲がかかる。タジ・マハールの新譜から『サヴォイでストンプ』
ジャズ・スタンダードのカバー集であるこのアルバムで、タジはギターを弾いていないらしい。しかし、歌声の個性たるや。

間食:いさき刺身、ビール


旬のいさきは脂がのっていた。ビールとよく合う。

夕食:かんぱちかま焼き、うなぎかば焼き、おにぎり、勝浦の地酒「腰古井純米酒


脂がのったかまを、焚き火の熾火でゆっくり焼く。すすもあまりつかなかった。


おにぎりに海苔を巻いたままなので、たれが染み込む感じを味わえない。
この日は魚三昧だった。

渋谷陽一のラジオ番組では、アノーニ・アンド・ザ・ジョンソンズの新譜

夜11時を過ぎても遠くに飛行機の音が聞こえる。
真上が旅客機の航路になっているらしい。
以前は発着が夜11時までだったのが、0時までに延びているようだ。

翌朝、朝の光がまぶしくて、6時前に起きてしまった。

朝食:茹でたとうもろこし、トマト


朝食を終えると、することがない。しばし、本を読む。
チェックアウトは11時だったが、9時前に出発。

初めての場所なので、どこかに寄って帰りたい

初めての場所だと日帰り温泉に寄りたくなる。
でも、適当な温泉がみつからないので、とりあえずダム湖の橋を見に行く。
次に道の駅へたどりつく。9時半開店。野菜が安くて買い込んでしまう。

近くに「見晴らし台」があるらしい。それは、千葉の建設会社が持つ広大な農業複合施設「ながら太陽ファーム」の端にあった。

そこのショップでプラムを買う。さらに、施設内のそば屋が開く11時まで時間をつぶす。外を眺めながら、野菜天ぷらそば。連日の野菜天ぷら麺。

そして、通りすがりに、道案内の看板が気になって重要文化財笠森観音へ。
高台の岩の上に建てられている観音堂の階段を上っていく。
風が気持ちいい。どちらを向いても絶景。
1000年ごろの建立だそう。
元から岩山が信仰を集めていたのだろうか。
この一帯は、小さな山々が多い。


帰りはそこからわずか1時間11分の予定。13時前に高速に乗る。
海ほたるに寄ったのは何年ぶりだろう。前にドキュメント72時間でやっていたっけ。
駐車場には暴走族ルックの中年バイカーが集っていた。

この距離で高速代が往復5000円。うーん、キャンプに余計なお金をかけるのは、なんだかゲームに負けたような気がする。
ちなみにキャンプ場利用料は3000円。


※千葉は野菜王国だった
道の駅で買ったものは、万願寺唐辛子、まくわうり、白なす、曲がったきゅうり、アーリーレッドなど。
万願寺唐辛子は焼いただけで美味。

白なすは「なすとたらの酢醤油あんかけもどき」に。
乱切りのにんじん、なす、たらの順にごま油で炒めて、酢、醤油、中華だし、みりん。最後に片栗粉。

※今回の忘れ物メモ
持っていくのを忘れたクーラーボックスに入っていたものは、調味料、油、米、箸とスプーン、マグカップ、カセットボンベ缶、コーヒー、保冷剤、ウェットティッシュなど。
あわてて、しょう油、うどんスープ、おにぎり、マグカップ、CB缶などを買い足すことに。