徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

「原発推進政策を許してきた私たち大人は、福島の野菜を積極的に食べるべきだ」

全面的に賛成。http://youtu.be/R5iPLflbQ58

原発に反対してきた、京大原子炉研究所・小出裕章氏が、
ラジオのインタビューに答えて(2011年4月1日) 

以下抜粋

暫定基準値を上回ったからただちに危険になる、暫定基準値を下回ればただちに安全になる、ということではないのです。いずれにしても危険はある。でも、“社会的にどこのレベルまで我慢しようか”ということで基準を決めるしかない。

でも私は、その基準というのは個人によっても違うし、“一律にこれ以上”というのは、やらないほうがいいと実は思っています。
……汚染の強いものは危険なわけですから、何がしかの規制をしようということで、社会全体が動いているわけですけれども、
もし、ある一定レベル以上のものを摂ってはいけないという基準を作ってしまうと、福島県の農業は破局に至ります。

私はそういうことを望みません。どうしたらいいかというと、私の考え方は、ちょっと特殊かもしれませんが、ありまして。ええ……。

子どもには食べさせてはいけません。子どもというのは放射能にものすごく敏感ですので、放射能で汚染されたものは決して食べさせてはいけないと思います。

ただし、大人は年をとればとるだけ、放射能に対する感受性が鈍くなっていきます。
そして、現在の原子力発電なんていうものを許したのは、大人たちなのです。ですから、私は、大人は汚染を甘受して食べるべきだと思っているのです。

都会で豊かに生きてきた消費者が、原子力発電所を過疎地に押し付けたわけです。“汚染が生じたら私たちは嫌だ”という論理は、私は認めたくないのです。

ですから、汚染をしたからといって出荷制限をするよりは、むしろ、どれだけの汚染をしてるかということを、きちんと知らせて、汚染の高いものは責任のある大人たちが食べるというやり方がいいと思います。

YouTube
福島第一原発事故小出裕章2011.4.1(2)  LunaticEclipseJapan7
http://youtu.be/R5iPLflbQ58