徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

ひとりキャンプ その18 寒空の下、炭火でゆっくりぶりかまを焼く

冬キャンプ、夕方着くとせわしない 

のんびりしていて、家を出るのが午後になってしまった。

ラジオの配信で、村上春樹の短編『イエスタデイ』の朗読や、フォーレの作曲についての解説を聞きながら運転する。

この日はクーラーバッグを忘れてしまった。
調味料、食器類、米などを入れていたのに。

食材調達に手間取り、キャンプ場に到着したのが16時半。
今回は河原をあきらめて、車のそばにテントを設営できる場所にする。

遅い昼食として、いつもの髙栁のうどんとかき揚げ。

薄暗くなってからあわてて薪を割る。

ラジオでは「ラジオマンジャック」。
ウルフマンジャックショーを思い出す。
「まっぴら」という言葉を使ってみたいと、リスナーからのメール投稿。

夕食は大きなぶりかまの塩焼き 

大分産という巨大なぶりかまを炭火で焼く。脂がのっていておいしい。
そして、アルミホイルで焼きいも。甘い。
小川町の純米酒とピーナツ。

伊藤政則のロックの番組。渋谷陽一の留守を守る彼は、女性シンガーでは最近KATY KIRBYを聴いているそうだ。渋谷陽一っぽい選曲。

番組が終わると10時。そろそろ消灯時間かもだけど、もう少し焚き火をしていたい。

幸いその後11時をすぎても、他にいくつか焚き火が見える。
予報が外れて小雨は降らず、快晴の夜空になった。微風なのでさほど寒くない。

テレビのない静かな夜とはいえ、深く人生を考えたりできるわけではなく、無為の時間が過ぎてゆく。無為上等、無為 bien。……とても寒い。

翌朝7時の気温は1度。寝袋からなかなか出られない。

今回初めて使う焚き火台で、朝も焚き火。写真では見えてないけどチタン製らしく軽い。

朝食は、また水餃子とコーヒー。

梅の咲く寺と温泉とJAXAでぼーっとする 

帰りがけ、道端で梅が咲いていたので、車で20分ほどの梅の名所、越生まで足を伸ばす。
越生梅園は人が多そうだったので、近所の静かなお寺へ。

近くの宿泊施設の日帰り温泉で、強アルカリ性のお湯に浸かる。施設内のテニスコートで部活の学生たちが元気にプレーをしている。

たまたま通りかかった、鳩山町JAXA「地球観測センター」へ。
平安時代関東平野が広く湿地に覆われていたため、この比企地方の交通が重要だったらしいと、なぜかJAXAの施設で知る。

有名な蕎麦屋は混んでいるので諦め、峠の茶屋風のお店で天ぷらそば。野菜のかき揚げが3つもあった。
物見山公園の高台で遠くを見渡す。