徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

ひとりキャンプ その5 春の散歩道と北斗七星

土曜の朝に思い立って。またもや訪問。
急に暖かくなって、予報では最高気温が19度。なので、10時半の到着でもかなり混んでいる。

またいつものスーパーへ。そしてホームセンターで広葉樹の薪。
シエラカップとコーヒーカップを忘れてしまったのに気づく。

今回もタープは張らずにテントのみ。

昼食はカツ煮、きんぴらごぼう煮、おにぎり。
友人が寄ってくれた。
夕食は虹鱒の塩焼き、ブロッコリーとねぎの味噌汁。
朝食は水餃子。焼き餃子用のチルドだったので、ボロボロになってしまった。

今回は氷点下にならなかったのに、イワタニのコンロの火力が弱い。

また食材が余ってしまった。持参した玉ねぎと人参の切れ端など。スーパーで買った髙柳のうどん、まいたけ、にんにく。

前も見かけた大きなうどん屋さんは、髙柳のうどんの店舗のようだ。このあたりは小麦が名産(だった)だろうか。山田うどんも埼玉県の会社だったはず。埼玉はうどん県なのかも。

北斗七星とプロコル・ハルム元ちとせ

夜は北斗七星がはっきり見える。北極星は見えなかった気がする、たぶん山の陰で。

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今回のBGMは、ピーター・バラカンのラジオ番組。土曜の朝、往路で聴くのが癖になっているが、今回は車内では終盤しか聴けなかったので、聞き逃し配信で。
プロコム・ハルムのゲイリー・ブルッカ―が死んだらしい。ギャリーと発音するらしい。来日公演に行ったのは2003年のようだ。19年前。仕事関係の中村さんと。中村さんも事務所でロジャースのLS3/5aを使っていた。
渋谷陽一のラジオ番組でも『青い影』が流れている。

そして、久しぶりに元ちとせを聴いた。アルバム『ハイヌミカゼ』。2002年リリース。20年前。
『ワダツミの木』と『ハイヌミカゼ』の2曲は上田現の作詞・作曲だった。レピッシュの人だ。今気づいたのか、忘れていたのか。上田現は2008年に早世している。
レゲエのリズム。妖しいコード。震える奄美の歌声。
星明かりしかない夜に、北斗七星を見上げながら聴くのにふさわしい。
奄美では木の枝で三線を弾く」。20年ほど前に渋谷か新宿で、奄美出身のストリート三線弾きがそう言っていたのを思い出した。竹だったろうか。いや、枝で弾いていた気がする。思い違いだろうか。彼は今何をしているんだろうか。

春の散策路と畠山重忠

キャンプ場の前の川にかかる「冠水橋」が何かの散策ルートの一部だとは思っていたが、これまでは寒くて人がほとんど歩いていなかった。
でも、この土日は暖かく、多くの人がこの道を歩いている。
なので、帰りがけに歩いてみた。
対岸を見上げたときに見えた展望台。前はこのあたりが旅館だったらしい。そして与謝野晶子の歌碑。もう少し先に行くと、川の急カーブが見えたらしい。
歩道も展望台もよく整備されている。
すぐそばで鳥が鳴いている。調べてみると「アカヒゲ」に鳴き声がそっくりだが、赤くは見えなかった。

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車に戻り、ぐるっと遠回りして対岸の嵐山渓谷の駐車場へ。人が多い。

帰り道「埼玉県立嵐山史跡の博物館」へ寄る。
建物があるのは、畠山重忠が住んでいたという、菅谷城跡の一角。今年の大河ドラマに彼が登場するからか、のぼりがたくさん立っている。
畠山重忠深谷で生まれ、横浜(二俣川)で死んだらしい。
戦国時代は関東で始まったそう。よくよく考えると100年以上続いている。
堀の痕跡がよくわかる。梅が咲いている。

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そして、また前回と同じ食堂へ。1時前なので混んでいる。しょうゆの焦げた匂い。

早々に帰る道々、またラジオでは松尾堂とかけるクラシック。銭湯と合唱。

キャンプでは大したことはしていないけれど、心が動く休日だった。