税務署に行ったついでに映画館へ。
19時半から3時間。祝日なのにガラガラ。
祝日なのに何とかデーで1900円が1200円。
チェーホフの『ワーニャ伯父さん』。劇をつくる映画。
登場人物が演じる意味などを語るところも、映画関係者に受けるのか。
主人公は新宿あたりに住み、ビニールのレコードを聴き、ホーローのカップでコーヒーを飲む。
途中でタバコのシーンが増える。観ているとタバコを吸いたくなる。
自分は車を運転することが好きなのだと思った。
欠損のある人たちが、チェーホフを触媒として語り出す。
ラスト。あれがきっかけで誘われたのか、外国語に目が向いたのか、大切にしていたものをもらったのか。犬。傷あと。
『ワーニャ伯父さん』、光文社新訳文庫が底本らしい。