徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

有馬哲夫「原発・正力・CIA 機密文書で読む昭和裏面史」

原発・正力・CIA: 機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)
元内務官僚で読売新聞社社主の正力松太郎は、戦後、CIAと接触するようになる。正力のコードネームは「ポダム」。
米国に有利なように世論を操作するために、CIAは正力に日本テレビ放送網を作らせる。
また、ビキニ環礁の水爆実験で第五福竜丸が被曝、日本中で原水爆禁止運動が盛り上がる中、読売新聞は米国の意向を受けて「原子力平和利用」キャンペーンを展開する。
政界に転身した正力は、総理大臣への野望捨てがたく、原子力発電所の建設をもって、その足がかりにしようとする。
米ソ対立の折、原子力技術を同盟国に公開するようになった米国。
原子力平和利用の名の下、かくして、日本に最初の商用原子炉が東海村に建設された。
こんな内容だったか。