徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

井上ひさし「偽原始人」

偽原始人 (新潮文庫)
小学生が主人公の、子供向けの小説。精神科の医師と子供たちが会話をするラストシーンは、新聞の連載小説で読んだ記憶がある。あの頃は小学生だった、のか。
最終回しか読んでいなかったから、ひどくシリアスな話だったような印象を持っていたが、あらためて読むとマンガ。でも、テーマ性はあって、「女は馬鹿が多いが、仕方ない。仕方なくそれに従わざるを得ない男のアホさ、情けなさ」という話のような気がするのだが、違うんだろうか。偽原始人 (新潮文庫)