徒然MEMO

もともとは読書日記。今はよしなしごとをメモする場として。

伊坂幸太郎「実験4号」

人類の多くが火星への移住をすませた時代、アマチュアロックバンドのベースとドラムが、火星から戻らないギターの「後藤を待ちながら」。小学校の片隅で見つけたダンボールには、ピーズを思わせる昔のロックンロールバンドに関する記事がいっぱいに詰まっていた。というお話。アビさん、ハルという小学生も登場。
その時代、ロックは廃れ、ジャカジャカという音楽が世を席巻しているようですが、現実的には「ロックンロール」はしぶとく生き残るでしょう。ピーズがしぶとく生き残っているように。
登場人物が話題にする「『ロックンロール』の意訳」、ちなみにサンボマスター山口隆は「命の放射」と言っている。
この伊坂って人、好きだな。
実験4号
図書館のものでDVDは未見