「美しい」という日本語には二つ意味があって、
一つは"beautiful"。もう一つが"clean"。
サッカー女子日本代表はbeautifulなパスサッカーを展開し、
cleanなフェアプレーを貫いた。とくにスウェーデン戦。
アメリカ戦は「判定負け」の内容だったが…。
運のないチームは優勝しない。
同時に、実力のないチームが優勝することはない。
ピッチでは「あきらめるな」という言葉が飛び交っていたという。
宮間は、あの展開で、同点ゴールのあとで、ゴールにボールを取りに走った。
川澄のコメント。「(延長前半14分、米国に)2点目を取られたときには、ナガ(永里)と『これくらいのほうが楽しいよね』と話していた」。
なんなんだろう。この強さ。
泥臭い2点ではあったけれど、それが優勝の価値を減ずるものではない。
ところで、鮫島が抜くときは「ごめんあそばせ」という声が聞こえてくるようで、
これが女子サッカーというものか、と思った次第。