毎回、「ヒロシのぼっちキャンプ」のようなサブタイトルにしたいと思うのだが、難しい。
紅葉の名所で殻付き牡蠣と格闘する
いつものキャンプ場に着くと、その周辺は散策をする人でいつになくにぎわっていた。
嵐山渓谷は紅葉の名所だからなのだろう。
昼食。高栁のうどん、しいたけとねぎ入り。

曇っていて肌寒い。
ダウンを着ていても、焚き火がありがたい。

遅い夕方、近くの散策路を歩いてみると、薄暗いのにまだ人がいる。
みんな紅葉を観にきたんだろうか。
テントに戻るとすっかり暗くなっていた。
夕食。殻付き牡蠣とビール。
殻をこじ開けるのに難儀して、ナイフで指を切りそうになる。

まぐろの中落ちとビール。
こそげ落とすのにひと苦労。
あのお店では、「マグロ」の表示はキハダマグロという意味だった気がする。

炭で焼いたさんま2尾と、しいたけと、焦げた白ご飯と、純米酒。

厳冬用寝袋でも寒くて眠れない
夜の気温は摂氏ひと桁台。深夜にはひと桁台前半だったはず。
「気温が低くても、NANGAの立派なダウンシュラフとコットだから」と安心していたが、ダウンジャケットを着たままでも寒くて眠れない。
テントのインナーがメッシュだったからだろうか。
コットの上にクローズドセルマット(というらしい)を敷いたら、ずいぶん緩和された。見直した。

翌朝はよく晴れて、川面に紅葉が映っている。
朝食。ご飯の残りが入ったみそ汁とコーヒー。
日和田山からエベレストまで
車で30分弱の日和田山登山口へ。
標高305m。駐車場から山頂までは30分ほどかかった。
山頂近くには急な岩場もある。
小春日和で暖かい。
次第に汗ばんできて、上着を脱ぐ。
NHKのクラシック特番のためにつくられた近藤譲の現代音楽と、作曲エピソードを聴きながら登る。
二の鳥居から「巾着田」が見えた。
川が巾着の形の土地をつくったらしい。

帰りに登山家・田部井淳子さんの碑を見つけた。
日和田山からエベレストまで
1975年、世界で女性初のエベレスト登頂を果たした田部井淳子さんは、その後海外の最高峰を次々と登攀。私たちに感動と勇気をくださいました。その偉業の基礎となったのが、若き日夫の政伸さんと通った日和田山での登山訓練でした。
また、晩年にはリハビリのために何度も訪れ、登れた喜び、生きている喜びをかみしめていたそうです。最後まで日和田山と高麗(こま)の郷を愛した淳子さんの生き方に感謝し記念プレートを設置します。

登山家YouTuberが、やはりYouTubeの「街録ch~あなたの人生、教えてください~」でインタビューされていた場所が、この山だったことを思い出した。
豆腐専門店で遅めの昼食。

ふかわりょうの号泣を聴きながら
今回もラジオばかり聴いていた。
聴き逃し配信で聴いたピーター・バラカンの番組は、アラン・トゥーサント特集。
我々は普段「トゥーサン」と呼ぶが、バラカン氏は英語読み。
アルバムを一枚持っているだけだけど、ニューオリンズに思いをはせる。
ミーターズも、ドクター・ジョンも、ザ・バンドも、この人にお世話になった。
そして、NHK‐FMでは、6時間を超えるクラシック特番の生放送。
元「きらクラ!」MCとして出演したふかわりょうが、遠藤真理のチェロによる、アザラシヴィリ『無言歌』を聴いて泣いている。
当時「きらクラ!」はほとんど聴いていなかった。
でも、番組内で、アルヴォ・ペルトの『鏡の中の鏡』をふかわりょうがピアノで演奏していたのを思い出した。
また、とても変わった演奏の『ボレロ』を聴いて笑ったのも「きらクラ!」だった気がするが、あまり覚えていない。
そして、この特番で生演奏を披露した小学生ピアニスト天野薫の技術に驚いた。
ふかわりょうが選曲したクーラ(Kuula)の結婚行進曲(ピアノ独奏)は、素朴で切ないが力強い印象。
今の「かけクラ」MC、市川紗椰がかつて教えてくれた、アダム・タンの『HOPE』を思い出す。